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歴史認識と世界史理解は、時代に応じて変化してゆく。その意味で、私たちの世界史理解は常に問い直されねばならない。現代にふさわしい新たな世界史をどのように理解しどう描けばよいだろう。これはまず哲学的な問いであるが、同時に従来型の歴史学の研究方法への挑戦でもある。「ヨーロッパ」「イスラーム世界」「中国」など、これまでの歴史叙述の枠組みとなった概念や世界史を語る際の基本用語(国家、宗教、民衆、奴隷など)の再検討からはじめ、世界史理解と叙述の全面的刷新、さらには文系学問の再構築をも視野に入れた研究活動を展開してゆきたい。
班研究
「都市社会と宗教施設」「比較歴史学の課題と方法」外部資金
科研データベース基盤研究(S)「ユーラシアの近代と新しい世界史叙述」(2009-2013年度)基盤研究(A)「18-19世紀ユーラシアの港町の比較研究―人・モノ・情報の受容と拒絶」(2009年度)
基盤研究(A)「17-18世紀アジア諸地域の港町における異文化交流の諸相の比較研究」(2005~2008年度)
特定領域研究「海域比較-インド洋海域世界と地中海海域世界における地域間交流の諸相」(2005~2009年度)
基盤研究(C)「17-18世紀マドラスにおけるヨーロッパ人私商人の活動と異文化接触」(2003~2004年度)
特定領域研究(A)→特定領域研究「『シャーナーメ』の伝承とイラン人意識の形成」(1999~2002年度)
国際学術研究「イスラム世界における都市空間構成に関する比較研究-庭園とモスクを中心にして-」(1991~1993年度)
国際学術研究「イスラム世界の都市空間構成に関する歴史学的研究ー庭園を中心にー」(1990年度)
重点領域研究「前近代東方イスラーム世界における都市とその社会 」(1989年度)
重点領域研究「前近代東方イスラーム世界における都市とその社会」(1988~1990年度)
日本学術振興会 研究拠点形成事業 A.先端拠点形成型 「新しい世界史/グローバル・ヒストリー共同研究拠点の構築」 (2014〜2018年度)